リハビリテーション

足関節背屈制限 ~長母趾屈筋~

前回は、脂肪組織について足関節の背屈を見ました。 今回は長母趾屈筋(FHL)がどのように足関節の背屈に影響を与えるのかをまとめていきます。 足関節の背屈制限がある場合、一番最初に思い浮かべるのは、ヒラメ筋・腓腹筋の制限ではないでしょうか? 私もそ…

足関節背屈制限 ~Kager's fat pad~

最近、徒手的に操作をするときに本当に狙っている筋を動かしているのかとても疑問がありました。 そんな中で、超音波エコーも使いながら仮説・検証するセミナーを見ました。 自分の中でこれだと思いました!! 機能解剖として立体的にみれたら、もっと触診の…

高次脳機能障害について 

高次脳機能障害について簡単にまとめてみました。 前回失行について簡単に述べましたが、今回は高次脳機能全般についてです。 以前一部を新人研修に使いましたが、あとで見返してみると結構見やすかったので、もう一度復習したいと思います。 そもそも高次脳…

失行について

今日は、失行とは何なのかまとめていきたいと思います。 失行とは? 文献上は、 学習(習慣化)された意図的運動が遂行できない状態と定義されている。 以下の条件は除きます。 ・運動麻痺や失調、不随意運動などの運動機能障害 ・聴覚、体性感覚などの要素的…

パーキンソン病の介入について考える

今回はパーキンソン病の介入について、まとめていきたいと思います。 パーキンソン病に対する運動療法を行う上で重要なキーワードの1つとなるのは、 バランスに着目する必要があります。 パーキンソン病の姿勢異常は、体幹の屈曲と側屈を中心とするが、全身…

パーキンソン病のシステムの理解のために~大脳基底核とは~

今回は、パーキンソン病のシステムについてまとめたいと思います。 前回の続きです。 www.rihayama.com パーキンソン病を考えるときは、大脳基底核系を勉強する必要があります。 そのためには、大脳基底核が大脳皮質で作られた運動情報の企画に対して、実際…

パーキンソン病について

今回は、パーキンソン病についてまとめていきたいと思います。 なぜ、今回は突拍子もなくパーキンソン病なのかといいますと、理由は単純です。普段脳卒中を見ていることが多いため、深く知らない気がしたことと深く調べることができれば大脳基底核の問題も見…

小胸筋とは?

今回は、小胸筋についてまとめていきたいと思います。 最近よく肩についてまとめていますが、ふと思いました。 小胸筋の役割ってなんだろう? 他の筋はなんとなくアプローチすることは多いイメージですが、肩のリハビリテーションを行う上で、なんとなく小胸…

肩峰下滑動機構について

今日は肩峰下滑動機構についてまとめていきます。 この図は棘上筋の長軸に沿った前額断面を示しています。 棘上筋腱は外転運動とともに大結節を近位へと引き込むことで支点を形成し、三角筋が上腕骨を回転させます。この時の棘上筋腱は、肩峰下の狭いスペー…

肩関節における関節包靭帯の機能解剖学と臨床所見との関連

今回は、肩関節における関節包靭帯の機能解剖学についてまとめていきたいと思います。 肩関節の関節包や靭帯組織を知ることは臨床上とても重要です。 運動療法を行う上で、これらのイメージできるかできないかで操作方法も変わるかと思われます。特に3Dでの…

いまセラピストができること

最近、新型コロナウイルスの第3波といわれるほど、感染者が日々増加しています。 各病院や施設だけでなく、医療や介護の分野でも感染対策を余儀なくされています。 この状況は、しばらく変わらないことも予測している方も多いのでしょうか。 新型コロナウイ…

肩関節の夜間痛

今回は肩関節の夜間痛について、まとめていきたいと思います。 何年か病院で働くと「肩が病んで、寝れない 」とか「夜寝るときに痛いの」という患者さんからの訴えは聞いたことはあるんじゃないでしょうか? どうしようもないからNsに湿布対応してもらうなん…

肩関節上方支持組織の癒着

今回は肩関節上方支持組織の癒着と臨床所見との関連についてまとめていきたいと思います。 肩関節情報支持組織で癒着の問題が生じやすい部位は、 烏口肩峰アーチ下 腱板疎部(烏口上腕靭帯) 上腕二頭筋腱周辺組織 この3つになります。 これらの部位の癒着は…

安定した関節運動・不安定な関節運動とは?

前回でまとめていた続きになります。 安定した関節運動・不安定な関節運動の基本的な概念について説明します。 安定した関節運動とは? 安定した関節からは、関節周辺部の疼痛を認めません。その一方で、安定性が損なわれると、関節周辺部に疼痛を認めます。…

肩関節拘縮に対する基本的な考え方

今回は肩関節の拘縮についてまとめていきたいと思います。 肩関節の障害は、 骨折や脱臼などの外傷後に続発する拘縮 肩関節周囲炎をはじめとする変性 ⇒これらを基盤に発生した拘縮が非常に多いです。 関節包炎・腱板疎部損傷・上腕二頭筋長頭腱炎・腱板炎・…

筋攣縮、筋短縮の生理的機序

今回は、筋攣縮と筋短縮の生理的機序について説明したいと思います。 筋攣縮とは? ①筋攣縮(spasm)とは、筋が痙攣した状態。同時に血管のスパズムも伴っています。 筋攣縮とは、意識せずとも筋収縮が起こっている状態です。 常に筋収縮をしていることで、筋…

筋攣縮と筋短縮の運動療法

前回、筋攣縮と筋短縮の評価を載せました。 www.rihayama.com 今回はそれを考慮して、運動療法についてまとめていきたいと思います。 運動療法の一つとして、反復性等尺性収縮とストレッチングを組み合わせることが効果的だとされています。 〇筋攣縮は対し…

筋攣縮・筋短縮の評価

今日は、筋攣縮と筋短縮の評価についてまとめていきたいと思います。 自分の偏見もあるが、脳卒中のリハビリを行う上で作業療法士は上肢の訓練をすることが多く任せられるのではないでしょうか?作業療法士であっても下肢を見ることもあるかと思いますが‥‥ …

作業療法の書籍紹介

今回は作業療法の書籍を紹介したいと思う。 作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた 作者:齋藤 佑樹 発売日: 2014/03/31 メディア: 単行本 なぜこの本が素晴らしいかというと、 作業に焦点を当てた事例報告を31例が用意されている。それ…

上肢機能の予後予測は?

今回は、上肢機能の予後予測について書こうと思います。 上肢機能は、予後予測としては特に重要です。病院での作業療法士として役割として、上肢機能を分業として任されているとこも多いのではないかと思います。 その中で、上肢機能をどのように使っていく…

脳卒中の予後予測(運動機能②)

脳卒中の予後予測で運動機能の続きです。 前回は包括的なものでしたが、今回は歩行機能というテーマでいきたいと思います。 今回は、 脳卒中機能評価・予後予測マニュアル:道免和久 脳卒中機能評価・予後予測マニュアル 発売日: 2013/06/17 メディア: 単行…

脳卒中の予後予測(運動機能)

今回は脳卒中の予後予測について、書きたいと思います。 予測は急性期で最も必要だろうという印象でしたが‥‥ 私の働いている職場では、7割ぐらいが脳卒中の方です。そのため、回復期であっても、アウトカムを決める上では、どの程度改善するのかという予後予…