リハビリテーション

視床の解剖について

最近、視床出血の方のリハビリを行っています。 視床の病態は結構たくさん出会うことが多いかと思います。 しかし、大まかな病態像としては比較的随意性はよいが、感覚障害が強く、感覚性の失調を伴うとったざっくりとしていた理解でした。しかし、障害部位…

超音波診断装置 エコーを使いこなす秘訣

最近とっても良いことが起きました。 それは、私の病院(リハビリテーション部)に中古品ですが超音波診断装置(エコー)が来ました。 やっとまちにまったものが届きました。 非常勤の着ていただいている先生がもう使っていないものがあるから、貸してくれまし…

運動療法のために~超音波診断装置とは?~

最近というか、今年度からずっと考えていることですが、自分が動かしているものは本当に自分が思っている筋肉を動かしているのか? また本当によくなったものは、筋肉を動かしてよくなったのか? 別の組織ではないのか? こんな疑問が出てきました。 こんな…

五十肩の病態の機序とは?

今回は病態の機序について、まとめていきたいと思います。 まず病態のケースで共通するのは、肩関節前上方にある組織の損傷および第2肩関節の障害です。 この関節周辺の滑膜組織にはほぼ全例が炎症をしています。 また滑膜炎が肩峰下滑液包・腱板・腱板疎部…

五十肩の病態について

今回は、五十肩についてアウトプットしていきます。 五十肩とは? 五十肩は中高年以降に極めて多い疾患です。一般の人でも必ず遭遇する疾患だと思います。肩の痛みを基盤として、男女問わず、40~50代で好発する病態です。さらに関節可動域制限を認めます。 …

仙腸関節の構造は?

最近、職員にお願いしながら腰痛の評価を勉強してます。 これが結構奥が深くて、そう簡単にいかないというのが本音です。 腰痛による評価を進める上で、仙腸関節にたどり着くことが結構多いような印象を持ってきました。 以前から少しずつ勉強はしていました…

筋・筋膜性腰痛の発生メカニズムと対処法

今回は筋・筋膜性腰痛の発生とメカニズムと対処法についてまとめていきます。 前回は、筋・筋膜性腰痛が何かまとめていきました。 www.rihayama.com そのメカニズムに関しては、 不安定な脊柱を支持して安定した運動を行うためには、体幹筋群の筋力のみなら…

筋・筋膜性腰痛とは?

今回は、筋・筋膜性の腰痛についてまとめていきます。 前回でも腰痛について述べています。 www.rihayama.com 筋・筋膜性の腰痛3つの病態は、 筋・筋膜性腰痛 脊柱起立筋付着部症 体幹の肉離れ いずれも体幹浅層筋群へ過度な負荷によって発症します。 ◎筋膜…

座るために必要な筋活動

今回は座るために必要な筋活動をまとめていきます。 急性期では、座位保持というテーマはとても重要になります。 予後予測を行う上で、体幹の評価が予後が良好になるという因子に含まれています。 これが改善するかどうかはとても大切だと思われます。 唐突…

身体を前屈したら腰痛がある人はなぜか?

腰を前に曲げると腰痛が出現する人がいるかと思います。 その人は屈曲型の腰痛というそうです。 その人がなぜ腰が痛いのか?その理由について、まとめていきたいと思います。 僕が調べたところ、痛みの原因となる組織は、 椎間関節 椎間板 軟部組織(筋性・筋…

失行について②

今回も失行についてまとめていきたいと思います。 前回まとめたのは失行の定義とLieapmannについてだったと思います。 www.rihayama.com 今回は、失行という概念を整理していきたいと思います。 結論から言うと‥ 今のところ日本と海外では、apraxiaの範疇が…

足関節背屈制限 ~長母趾屈筋~

前回は、脂肪組織について足関節の背屈を見ました。 今回は長母趾屈筋(FHL)がどのように足関節の背屈に影響を与えるのかをまとめていきます。 足関節の背屈制限がある場合、一番最初に思い浮かべるのは、ヒラメ筋・腓腹筋の制限ではないでしょうか? 私もそ…

足関節背屈制限 ~Kager's fat pad~

最近、徒手的に操作をするときに本当に狙っている筋を動かしているのかとても疑問がありました。 そんな中で、超音波エコーも使いながら仮説・検証するセミナーを見ました。 自分の中でこれだと思いました!! 機能解剖として立体的にみれたら、もっと触診の…

高次脳機能障害について 

高次脳機能障害について簡単にまとめてみました。 前回失行について簡単に述べましたが、今回は高次脳機能全般についてです。 以前一部を新人研修に使いましたが、あとで見返してみると結構見やすかったので、もう一度復習したいと思います。 そもそも高次脳…

失行について

今日は、失行とは何なのかまとめていきたいと思います。 失行とは? 文献上は、 学習(習慣化)された意図的運動が遂行できない状態と定義されている。 以下の条件は除きます。 ・運動麻痺や失調、不随意運動などの運動機能障害 ・聴覚、体性感覚などの要素的…

パーキンソン病の介入について考える

今回はパーキンソン病の介入について、まとめていきたいと思います。 パーキンソン病に対する運動療法を行う上で重要なキーワードの1つとなるのは、 バランスに着目する必要があります。 パーキンソン病の姿勢異常は、体幹の屈曲と側屈を中心とするが、全身…

パーキンソン病のシステムの理解のために~大脳基底核とは~

今回は、パーキンソン病のシステムについてまとめたいと思います。 前回の続きです。 www.rihayama.com パーキンソン病を考えるときは、大脳基底核系を勉強する必要があります。 そのためには、大脳基底核が大脳皮質で作られた運動情報の企画に対して、実際…

パーキンソン病について

今回は、パーキンソン病についてまとめていきたいと思います。 なぜ、今回は突拍子もなくパーキンソン病なのかといいますと、理由は単純です。普段脳卒中を見ていることが多いため、深く知らない気がしたことと深く調べることができれば大脳基底核の問題も見…

小胸筋とは?

今回は、小胸筋についてまとめていきたいと思います。 最近よく肩についてまとめていますが、ふと思いました。 小胸筋の役割ってなんだろう? 他の筋はなんとなくアプローチすることは多いイメージですが、肩のリハビリテーションを行う上で、なんとなく小胸…

肩峰下滑動機構について

今日は肩峰下滑動機構についてまとめていきます。 この図は棘上筋の長軸に沿った前額断面を示しています。 棘上筋腱は外転運動とともに大結節を近位へと引き込むことで支点を形成し、三角筋が上腕骨を回転させます。この時の棘上筋腱は、肩峰下の狭いスペー…

肩関節における関節包靭帯の機能解剖学と臨床所見との関連

今回は、肩関節における関節包靭帯の機能解剖学についてまとめていきたいと思います。 肩関節の関節包や靭帯組織を知ることは臨床上とても重要です。 運動療法を行う上で、これらのイメージできるかできないかで操作方法も変わるかと思われます。特に3Dでの…

いまセラピストができること

最近、新型コロナウイルスの第3波といわれるほど、感染者が日々増加しています。 各病院や施設だけでなく、医療や介護の分野でも感染対策を余儀なくされています。 この状況は、しばらく変わらないことも予測している方も多いのでしょうか。 新型コロナウイ…

肩関節の夜間痛

今回は肩関節の夜間痛について、まとめていきたいと思います。 何年か病院で働くと「肩が病んで、寝れない 」とか「夜寝るときに痛いの」という患者さんからの訴えは聞いたことはあるんじゃないでしょうか? どうしようもないからNsに湿布対応してもらうなん…

肩関節上方支持組織の癒着

今回は肩関節上方支持組織の癒着と臨床所見との関連についてまとめていきたいと思います。 肩関節情報支持組織で癒着の問題が生じやすい部位は、 烏口肩峰アーチ下 腱板疎部(烏口上腕靭帯) 上腕二頭筋腱周辺組織 この3つになります。 これらの部位の癒着は…

安定した関節運動・不安定な関節運動とは?

前回でまとめていた続きになります。 安定した関節運動・不安定な関節運動の基本的な概念について説明します。 安定した関節運動とは? 安定した関節からは、関節周辺部の疼痛を認めません。その一方で、安定性が損なわれると、関節周辺部に疼痛を認めます。…

肩関節拘縮に対する基本的な考え方

今回は肩関節の拘縮についてまとめていきたいと思います。 肩関節の障害は、 骨折や脱臼などの外傷後に続発する拘縮 肩関節周囲炎をはじめとする変性 ⇒これらを基盤に発生した拘縮が非常に多いです。 関節包炎・腱板疎部損傷・上腕二頭筋長頭腱炎・腱板炎・…

筋攣縮、筋短縮の生理的機序

今回は、筋攣縮と筋短縮の生理的機序について説明したいと思います。 筋攣縮とは? ①筋攣縮(spasm)とは、筋が痙攣した状態。同時に血管のスパズムも伴っています。 筋攣縮とは、意識せずとも筋収縮が起こっている状態です。 常に筋収縮をしていることで、筋…

筋攣縮と筋短縮の運動療法

前回、筋攣縮と筋短縮の評価を載せました。 www.rihayama.com 今回はそれを考慮して、運動療法についてまとめていきたいと思います。 運動療法の一つとして、反復性等尺性収縮とストレッチングを組み合わせることが効果的だとされています。 〇筋攣縮は対し…

筋攣縮・筋短縮の評価

今日は、筋攣縮と筋短縮の評価についてまとめていきたいと思います。 自分の偏見もあるが、脳卒中のリハビリを行う上で作業療法士は上肢の訓練をすることが多く任せられるのではないでしょうか?作業療法士であっても下肢を見ることもあるかと思いますが‥‥ …

作業療法の書籍紹介

今回は作業療法の書籍を紹介したいと思う。 作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた 作者:齋藤 佑樹 発売日: 2014/03/31 メディア: 単行本 なぜこの本が素晴らしいかというと、 作業に焦点を当てた事例報告を31例が用意されている。それ…