脳卒中の予後予測(運動機能②)

 脳卒中の予後予測で運動機能の続きです。

 

 

前回は包括的なものでしたが、今回は歩行機能というテーマでいきたいと思います。

 

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 今回は、

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル:道免和久

 

 

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

  • 発売日: 2013/06/17
  • メディア: 単行本
 

 

という本を参考しています。

 

 7年前ぐらいに見ても全然理解できませんでしたが、これは今見ればとてもわかりやすいです。というより、これを研究した人はかなりすごいです。今でもこのエビデンスが変わらないということは、やはりこれはとても価値のある研究だと思われます。

 

 

簡単にまとめたものです。

  

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 座位保持がいつ、どの程度できるれば歩けるか?という問いに答えてくれるものです。いわゆる端座位がとれるかどうかにかかっているということです。

 

 

 また麻痺側下肢の運動機能がどの程度かということです。

さらに座位、立位・ステージ別に示したものが下記になります。

 

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 一般的には、作業療法士でもこの評価はできるので、あまり歩行させたことがないという新人・若手でも概ねイメージはつけれると思います。

 

 

 そして、SIASからでも評価ができるみたいです。

 

これも参考になります。

 

 

 

 

 

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脳卒中患者の退院時歩行自立のための入棟時SIAS カットオフ値の算出

この研究によると

・回リハ病棟退院時の歩行自立(補装具あり)・非自立を予測するためには

カットオフ値が、

初期評価時のSIAS 総点で59 点が必要です。

細かく分けると

SIAS-L/E (運動機能下肢)で9/15点

SIAS-Trunk (体幹機能)で3/6 点

SIAS-S (感覚機能)で9/12 点

という感覚機能も追加されています。


 自分のイメージ的には、SIASでを予後に使うというイメージはなかったので、とても参考になりました。

 

 SAISという評価はかなり有用で、上肢にも使えるということです。今回はお話しませんが、きちんと評価をすればかなり優秀な評価ということです。

 

歩行機能の予測に必要なことは

 

①座位・立位の機能

②体幹機能

③麻痺側下肢の機能

④感覚機能

 

ということになります。

 

今後予後予測をする方は、参考にしてみて下さい。