今回は、上肢機能の予後予測について書こうと思います。
上肢機能は、予後予測としては特に重要です。病院での作業療法士として役割として、上肢機能を分業として任されているとこも多いのではないかと思います。
その中で、上肢機能をどのように使っていくかにおいて、将来このように使えるかな~とイメージできるのは、治療展開を工夫する上でとても大切な作業だと思われます。
それで、文献を調べてみましたが‥‥
色々探しましたが、なかなか思うようには見つかりませんでした。
そのため、道免先生の本に頼ることにしました。
一番有名なのは、下記の資料だと思われます。
これも急性期の時点での予測になります。
①と②ができれば、予後良好という結果です。なので、急性期のリハとしては、ここがだせるかどうかキーになるわけですね。
実用手になる条件もかかれていますが、私は回復期にいるので、発症してからそれなりに時間がたっているので上記のような状態ではないと回復しないのでは?という疑問が生まれるかとも思います。
しかし、最近あった患者さんでBrsのステージが1であっても必要条件が満たされているひとに出会いました。この患者さんは、自主トレも積極的に行ってくれる方です。するとみるみるよくなり、1M半程度でステージがⅣ程度まで改善しています。
そのため、予後予測は大事だが、あくまで参考ですべてではないということも覚えていく必要があるかと思います。
あとこの資料をみていると、急性期のリハビリはとても大事だということも実感します。急性期で予後が良好な条件に持っていくこと+必要条件を満たせるようにすることだと思われます。
欲を言えば、患者さん自身が麻痺側の上肢に向き合い、たくさん動かしていかないいけないとわかってもらうということができていれば、ステージをどんどん上げていける可能性があると理解する必要があるかと思います。