今回とても興味深い本をかったので紹介します。
それは
「親がやったら、あかん!80歳”おばちゃん”の野球チームに学ぶ、奇跡の子育て」
です。
・いまどき過保護な親が多いんなかやったらあかんとか
・80歳のおばあちゃんが野球できるの?
・なぜおばちゃんなの?歳的にはおばあちゃんでしょ。
いろいろ突っ込みどころが多すぎて、かなりインパクトがありました。
今回はこの本の内容について紹介したいと思います。
1章 お茶当番なんて必要?
2章 子育ての極意は動物に学べ。
3章 140人が全員成長できるチーム
4章 現代社会を生き抜くための子育て論
5章 奇跡の80歳が歩んだ足跡
6章 子どもへバトンを渡す親の覚悟
という構成になっています。
野球をやっていた人ならわかると思いますが、1章から結構びっくりする内容が書かれている。私も野球をやっていて、実際に親がいろいろなことをやってもらっていた記憶がある。
⇒これではだめだという概念みたいです。自分でできることは自分でやりましょうということがコンセプトみたいです。これは何となく府に落ちるし、リハビリにも通じるところではないだろうか?
このチームの目的は、
- 礼儀正しい人になる
- 友情を大切にする
- 野球の技術を身につける
なんと野球の技術はトップではなく、3番目でした。この理由はきいて納得でした。
おばちゃんがいうには、「野球を通し世の中で働ける子を育てる」「社会で生きる力をつける」ということでした。
この現代において、このように説くチームって意外となかったような気がします。
イメージでは確かに強豪校ほど礼儀正しいし、規律もしっかりとしているような印象です。これを小学校のうちにやらせるということがとてもすごいですね。
私にも子供がおり、自分が子供であったときと比較しても、ずいぶん過保護になったような印象を受ける。
この本の中で、核は親は基本的には先にいなくなる。またいなくなったときに何もできないのは親の教育ができていないからである。何もできない子をつくることは残された子の幸せが到底つかめないという考えである。
このおばちゃんのもっともすごいところは、信念をもって、ぶれずにずっと何十年もやってきたということです。いろいろなエピソードをみても、おばちゃんは優秀な指導者であることが分かります。この本は子供の自立ことを考えて、とても参考になります。
また野球だけでなく、この知識は組織においても使える気がします。
みなさまもぜひ読んでみて下さい。