最近というか、今年度からずっと考えていることですが、自分が動かしているものは本当に自分が思っている筋肉を動かしているのか?
また本当によくなったものは、筋肉を動かしてよくなったのか?
別の組織ではないのか?
こんな疑問が出てきました。
こんな疑問を解決するために、1つのツールを見つけました。
それは、
超音波診断装置
です。
俗にいうエコーです。
もしかしたら、物珍しくないという人もいると思いますが、結構調べていくと自分の中では、結構これはすごいと感動しました。
まだ自分で自由に使えるわけではないし、もっていないのでまだ空論ではありますが、いつか手に入れた時のために準備をしていきたいと思います。
今日は超音波診断装置の特徴やメリット・デメリットを述べたいと思います。
見た目はこんなまがまがしいものですが、最近はスマホサイズのものもできており、だいぶスマートになって、気軽に持てるように時代が変わってきています。
超音波診断装置(エコー)とは、超音波を送受信するプロープから超音波 (パ ルス波)を生体内に送信し、さまざまな組織境界面で反射して戻ってくるエコー信号(エコー波)をプローブにて受信することにより、その送信から受信までに要した時間および反射振幅の強弱を計測して、組織の断層画像を表示する。
見え方をしてはこんな感じです。
見方は慣れないと、さっぱりわからないかもしれませんが、筋の深さや血管・神経が見えます。これで表面ではなく深くて触れない筋がどうなっているのかがわかります。
・特徴
- 立体的に解剖を知ることができる
- 筋の収縮や深い組織の動きをみることできる
ということです。
さらに動画を撮影することで、筋や腱の動態が観察できることです。これは、触診というきわめて主観的な方法でイメージしていた組織の動態を詳細かつ正確に可視化することができます。
・メリット
メリットとしては、他のX線検査やMRIと比較すると、無侵襲で行うことができる。
CTを持ちいると、被爆も怖い要因です。しかし、エコーには、それがありません。また高画質の画像を得ることができます。それも深い位置まで見えるということになります。
・デメリット
これは、エコーに限ったデメリットではありませんが、適切な操作を行わないと、良い画像が得られないということです(スキルが必要)。また得られた画像解釈が難しい。
簡単にエコーの説明をしてきましたが、運動器エコーの書籍はだいぶ増えてきたと思います。
普段は、脳卒中を中心にみている私ですが、あくまで見ているのは人なので、人の操作をする上では、解剖・運動学の知識は必須です。
この知識がないと、運動療法は成り立たないと思うので、しっかりと勉強していきたいと思います。