視床の解剖について

最近、視床出血の方のリハビリを行っています。

 

視床の病態は結構たくさん出会うことが多いかと思います。

 

しかし、大まかな病態像としては比較的随意性はよいが、感覚障害が強く、感覚性の失調を伴うとったざっくりとしていた理解でした。しかし、障害部位によっては、症状も全然違うことや細かい評価をするにあたってもっと病態は知る必要があるな~と感じました。

 

そのため、今回は視床について調べてみました。

 

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視床は、大脳皮質への中継核として機能しています。

 

そして、視床の中にさらに線維結合として分類があることが分かります。

 

 

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しかし、これを見ると他にも様々なネットワークがあるとがわかります。

 

分類としては、こんな感じです。

背側視床

特殊核(中継核)

外側膝状体

一次視覚野

内側膝状体

一次聴覚野

VPM/VPL核

一時体性感覚野

 

VA/VL核

一時運動野、運動前野

連合核

 

皮質連合野に出力

非特殊核

 

汎性視床皮質投射

視床網様核

 

視床内部の抑制性回路形成

腹側視床

視床下核、不確帯、フォレル野核

大脳基底核と関連

 

もう少し細やかにみていきましょう。

 

1.特殊核(8つ)

2.連合核(4つ)

3.非特殊核(2つ)

の3つに大別されます。

 

まずは、略称の場所を覚えておきましょう。

 

1.特殊核(8つ)

  • 後外側腹側核(Ventral posterior lateral nucleus;VPL)
  • 後内側腹側核(Ventral posterior medial nucleus;VPM)
  • 腹側中間核(Ventral intermediate nucleus;Vi.m.)
  • 外側腹側核(Ventral lateral nucleus;VL)
  • 前腹側核(Ventral anterior nucleus;VA)
  • 前核(anterior nucleus;A)
  • 外側膝状体(lateral geniculate body;LG)
  • 内側膝状体(medial geniculate body;MG)

特定の神経核から強い入力を受け、特定の大脳皮質領域に出力するものです。

 

2.連合核(4つ)

  • 背外側核(lateral dorsal nucleus;LD)
  • 後外側核(lateral posterior nucleus;LP)
  • 視床枕(pulvinar;Pul)
  • 背内側核(dorsal medial nucleus;DM)

ある特定の神経核から強い入力を受けずに、大脳皮質連合野に出力するものです。

 

3.非特殊核(2つ)

  • 髄板内核(intralaminar nucleus;IL)
  • 網様核(reticular nucleus;RN)

ある特定の神経核から強い入力を受けずに、大脳皮質の広い範囲に出力するものです。

 

まずはざっくりと英語で表記されていることが多いので、どれが何なのかを覚えてきましょう。

 

次回は、細かい機能を調べていきたいと思います。